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薬学部5回生によるブログです。

漫画「南国少年パプワくん」あらすじ・感想!

漫画「南国少年パプワくん」を紹介します。

南国少年パプワくん」は、1990年代の漫画で、単行本は全7巻。

 

アニメ化もされています。

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あらすじ

 

主人公シンタローは、殺し屋集団「ガンマ団」のナンバーワンだった。

だが、ガンマ団のトップである父親のマジックによってシンタローの弟コタロー(マジックの次男)が幽閉されていることを苦にし、

コタローと共に幸せに暮らすため、ガンマ団の所有する「秘石」を奪い逃亡するが、船で逃げるところを襲撃されてしまう。

意識を失ったシンタローは、ある島「パプワ島」に流れ着く。

パプワ島で目を覚ますと、秘石は、パプワ島に住む少年パプワと犬のチャッピーに奪われた後だった。

秘石を取り戻そうとするものの、パプワは強く、取り返すことができない。

さらに、ガンマ団からも秘石も取り戻そうとする刺客が次々とやって来る。

 

はたして、シンタローはパプワから秘石を取り戻し、無事に弟を救出することができるのか。

 

 

みんなの感想

 

それでは、皆の感想を見ていきましょう!

かなり深い話で感動シーンがたくさんですよね。

 

 

今どきの子にも刺さる普遍の面白さ!

 

 

素敵なコスプレ!

 

 

父から子への愛が強烈に強い。

そして、後に衝撃展開が待っています!

 

 

私の感想

南国少年パプワくん」の好きなところをお伝えします。

 

不思議な世界

パプワ島の生物は話すことができます。

とっても魅力的な世界ですよね。

しかも、どの生物も一癖も二癖もある独特なキャラをしていて、見ていて楽しい!

パプワ島の生物はみんな穏やかで陽気な性格をしています!

とっても平和で毎日が楽しい世界です。

 

 

複雑な人間関係

シンタローを取りまく人たちは、それぞれ秘密や悩み、苦しみをかかえている!

徐々に明らかになっていく人間関係に、息をつく間もありません。

あっと驚く展開に、読者は付いていけるのか(笑)

 

 

友情

パプワくんとシンタローの友情はもちろんのこと、サブキャラたちの友情にも目を離せません。

親子の愛情もガツンときます!

 

 

パプワくんがかわいい

見た目がかわいいですよね。

正確も純粋で優しくて友達思い。

パプワ島のみんなと友達になって慕われる、そんな性格が素敵です。

 

 

シンタローの変化

パプワくんやパプワ島のみんなと過ごすことによって、徐々に友達思いの優しくて熱い男になっていく!

パプワ島での生活をいつの間にか気に入っているシンタローにほっこりします。

 

 

名場面

南国少年パプワくんの魅力をお伝えするため、名場面をいくつか紹介します!

 

第七話

パプワの育ての親 フクロウのカムイ

「友達ができて こんなにはしゃいどるパプワを見たのははじめてじゃ!」

友達とは、シンタローのことです。

パプワくんがシンタローを大好きなことが分かるシーンですね。

これを聞いたシンタローもまんざらでもなさそうなのが良い。

 

 

第27話

医者

「よそ者のおまえがパプワ様のために命をかけられるか

よおく考えてみるんじゃな!」

シンタロー

「絶対に治してやるさ! だからア……元気になれよ パプワ!」

自分がパプワに病気をうつしてしまったとショックを受けるシンタロー。

パプワを助けたい!

かつては、パプワから秘石を取り返すためにパプワにナイフをも投げるシンタローでしたが、今はお互いを大切に思う友達!

 

 

第28話

シンタロー

「それにしても―…

なんでコイツ弟と同じ感じがしたんだろう……」

シンタローはパプワを抱きしめたとき、自身が溺愛する弟と同じ感じだと思いました。

シンタローはパプワのことを、知らず知らずのうちに溺愛しているのですね。

 

 

第31話

マジック(パパ)「ねえシンちゃん」

シンタロー「あんだヨ」

マジック「パパとサービスどっちが好き?」

シンタロー「おじさん(サービス)」

シンタローのことが大好きなマジック。

ニヤニヤなしには読めません。

 

 

ネタバレ

南国少年パプワくん」は、ギャグ要素が強い漫画です。

ですが、後半にいくにつれ、血縁関係が複雑になり、奥の深い感動の話へと変わります!

以下について、少しだけネタバレ・解説しますので、未読の方はここまで!

 

  • パプワくんの生い立ち
  • 秘石とは
  • シンタローが秘石眼をもたない理由
  • コタローが幽閉されている理由

 

 

パプワくんの生い立ち

第七話

パプワの育ての親 フクロウのカムイ

「ある日ー

パプワを連れたチャッピーが砂浜に泳ぎ着いておった」

パプワくんとチャッピーはパプワ島で生まれたわけではなかったんです。

 

パプワ島の生物は言葉を話すことができます。

しかし、チャッピーだけが話せないのは、チャッピーはパプワ島の血統ではなかったから。

 

 

また、こうも書かれています。

第14話

海の守り神 ヨッパライダー

「パプワ島はこの世界に残る唯一の聖域だ!

(中略)

昔パプワ島は巨大なひとつの島じゃった!

それが聖なる力と共にどんどん沈んでいくつかの小島となりー…

6年前にこの島を残してみな沈んでしまった!

パプワはその力を受け継いだただ一人の継承者じゃ!」

つまり、島が沈んでしまい、パプワただ一人が生き残ったということなのです。

 

 

秘跡とは

第16話

シンタローの父 マジック

「むかしむかし今は誰も知らない大きな島に聖なる力があった

島の人々は赤と青の2つの玉の力により

聖なる力を操り 幸せに暮らしていた

ある日 島の人々に争いが生じ

青い玉をもつ人々は島を離れ聖なる力は失われた

赤と青のふたつの玉を手に入れたる者こそは

覇王として君臨する力を手に入れることができるだろう

青い玉の伝承者 それは私です!」

2つの玉が揃って初めて聖なる力が宿ります。

この聖なる力は浮く力であり、その力が失われたおかげで、島が沈んでしまいました。

無事に2つの玉が揃い、幸せを取り戻すことはできるのでしょうか。

 

 

シンタローが秘石眼をもたない理由

第27話

シンタロー

「だ…ダメなのか!俺じゃだめなのかよオオ~ツ!!!」

マジック

「無駄だよ シンタロー…

秘石眼を持たないおまえに…そんな事ができるはずがなかろう!

マジックの息子でありながら!何故秘石眼を持って生まれてこなかった!!」

シンタローは、青の一族であれば持っているはずの秘石眼をもっていません。

それゆえ、力も強くありません。

なぜ、秘石眼をもたないのか、それには複雑な訳がありました。

是非、読んでみてください!

 

 

第31話

シンタロー「違うよ!俺は後継者なんかじゃねぇッ!!

秘石眼すら持たねえできそこないだ!!!

俺はアンタみたいにゃなれねえ!!!」

シンタローが、両目とも秘石眼をもつ父のマジックに言う言葉です。

 

マジックは、息子のシンタローを溺愛しているため、シンタローに自分の後を継がせたいと思っています。

しかし、息子のシンタローは秘石眼を持っておらず、力が弱い。

そのことにムシャクシャし、シンタローを殴ってしまいます。

シンタローは秘石眼を本当にもっていないのか?

力を強くすることはできるのか?

是非、読んでみてください!

 

 

コタローが幽閉されている理由

第33話

サービスは、片目のみ秘石眼でしたが、その力をコントロールできませんでした。

サービス「コタローは両目とも秘石眼だ!

コタローの力が暴走すれば多くの犠牲者が出るだろう

だからマジックはコタローを幽閉した」

コタローは両目とも秘石眼でありとてつもない力を持っているため、父親であるマジックによって幽閉されているのです。

 

ただ、それだけの理由だけではなく、シンタロー(長男)に溺愛されるコタロー(次男)に、マジック(父)がやきもちを妬いたため、コタローを幽閉したとも考えられます。

通常では考えられない心情ですが、この漫画の描写からそう読み取れます。

 

 

第35話

やっとシンタローが幽閉されている弟コタローに会い、一緒に逃げようと言いますが、

コタロー「その前に ボクやる事があるの」

シンタロー「なんだい?」

コタロー「パパを殺すの」

コタローは物事の善悪が分からない人に育っていたのでした。

 

サービス「あの子には善とか悪とかいう感情自体がもともとないんだよ」

コタローは、本気で自身の父マジックを殺そうとします。

マジックはコタローに殺されてしまうのか??

シンタローはコタローを守るのか、マジックを守るのか???

 

続きはご自身で是非確かめてください!