やくー

薬学部6回生によるブログです。

フォルハルト法とは?原理・手順・語呂で覚える銀の逆滴定✨

こんにちは!薬学部のももかです🌸

今日は「フォルハルト法」についてまとめていきます。
薬剤師国家試験でも出題される「沈殿滴定」の一つですが…

🔸 名前だけ聞いてもピンとこない
🔸 チオシアン酸?銀?鉄?どれがどこでどう働くの?

そんな人のために、ゴロ・図解・原理の流れをわかりやすく紹介していきます◎

 

📖 目次

  1. フォルハルト法って何?

  2. 語呂:「推しはチオシアン酸、ハルト君💘」

  3. フォルハルト法の流れ

  4. どんな場面で使う?

  5. 原理をもっと深く理解したい人へ

  6. ミニテストで確認しよう!

 

1. フォルハルト法って何?

フォルハルト法とは、過剰の硝酸銀に対して、未反応分をチオシアン酸アンモニウムで逆滴定する方法です。

つまり:

① 試料中にハロゲンイオン(例:Cl⁻)がある

② あらかじめ多めの硝酸銀(AgNO₃)を加えて反応させる

③ 余ったAg⁺を、チオシアン酸アンモニウムで逆滴定する

④ 最後に赤色沈殿(Fe³⁺とSCN⁻)が出たところで終点

 

2. 語呂で覚えよう!

推しは、(=チオシアン酸)
ハルト君(=フォルハルト法)💘

【ポイント】

  • 「推し=チオシアン酸」 → 滴定に使う液体(SCN⁻)

  • 「ハルト=フォルハルト法」 → 名前を結びつけてイメージ!

 

3. フォルハルト法の流れ

📊 簡単フロー図

 
[試料]+[過剰AgNO₃] → AgCl(沈殿)+未反応Ag⁺

[残ったAg⁺]を

[チオシアン酸アンモニウム]で逆滴定

終点:Fe³⁺とSCN⁻で赤色沈殿
 
📌 終点の見分け方:赤色沈殿 Fe(SCN)₃ が出るタイミング

 

4. どんな場面で使う?

  • 塩化物イオンの定量(例:水道水中のCl⁻測定など)

  • 銀イオンの余剰量から逆算するタイプの定量

📚 フォルハルト法は、分析化学定量分析の基本なので、薬学部では絶対に押さえておきたい!

 

5. 原理をもっと深掘りしたい方へ🔍

🧠 外部リンク:
▶️ 

zigzagsci.com

この記事では、

  • なぜFe³⁺を使うのか

  • なぜ前もってAgNO₃を加えるのか
    など、背景までしっかり理解できます◎

 

✅ 6. ミニテストで確認!

Q1:フォルハルト法で逆滴定に使うのは?
A:________

Q2:終点で現れる色は?
A:________

(答えは記事の一番下に!)

 

✨まとめ

項目 内容
対象 ハロゲンイオン(Cl⁻など)
滴定剤 チオシアン酸アンモニウム(SCN⁻)
指示薬 Fe³⁺(赤色沈殿で終点)
手法 逆滴定法

📝 過剰Ag⁺ → 滴定 → 終点で赤色 という流れをイメージで覚えるのがコツ!

 

💬 最後に…

私自身、最初は「銀とチオシアン酸と鉄…関係が混乱!」ってなってました😅
でも図と流れで整理すると、スッキリ理解できるように!

読んでくださってありがとうございました🌼
良ければコメントで感想、ぜひ教えてくださいね◎

 

✅ ミニテスト答え

Q1:チオシアン酸アンモニウム
Q2:赤色沈殿(Fe³⁺+SCN⁻)