テトラメチルアンモニウムヒドロキシド液の標定に用いる標準物質は安息香酸である。
化学式
+
→ + H₂O
方法・計算
- テトラメチルアンモニウムヒドロキシド9.2gに対応する量のテトラメチルアンモニウムヒドロキシド・メタノール試液をとる。
- 1に水を加えて1000mLとする。
- 安息香酸を0.2g精密に量りメモしておく。
- 3にN,N-ジメチルホルムアミド(DMF)を60mL加える。
- 指示薬チモールブルー・ジメチルホルムアミド試液を4に3滴加える。
- 2を滴定し、青色に呈したら終了。
ゴロ
テトラメチルアンモニウムヒドロキシドの「アン」と
安息香酸の「安」
で覚える!
DMFを使う理由
DMFは、半プロトン溶媒と言われ、プロトンを放出しないで受け取ります。
よって、弱酸の酸性度をより強めます。
テトラメチルアンモニウムを使う理由
OH⁻を放出でき、塩基性が強いです。