やくー

薬学部5回生によるブログです。

高階良子「マジシャン」漫画のあらすじ・感想!

高階良子さんの「マジシャン」を紹介します。

1981年から1995年に連載された少女漫画です。

  • 単行本全は19巻
  • 文庫本全は13巻

 

あらすじ

どんなあらすじなのでしょうか。

殺人事件をマジシャンである葵昌吾が解決していきます。

  1. 榊原由貴が事件に巻き込まれる
  2. 葵晶吾が榊原由貴を助けるため、事件を解決する

の流れです。

一話ごとに話が終わるため、忙しい人も読みやすく、おすすめです。

 

大きな流れとしては、

  • なぜ葵晶吾はマジシャンとして表舞台から去ったのか?
  • 榊原由貴と葵晶吾の恋の行方は?
  • 葵晶吾はマジシャンとしてカムバックするのか?
  • 榊原由貴の抱える心の問題について

これらが、徐々に明らかになっていきます。

 

口コミ

ひと昔前の漫画ではありますが、根強いファンがたくさんいます。

いくつか口コミを紹介しますね。

 

感想

それでは、私の感想を共有しますね。

葵昌吾がカッコいい

ルックスも良くて高身長、髪はさらさら

この伏せた目が渋くてカッコ良いんですよね。

 

もと一流マジシャンという経歴

マジシャンという、なりたくても簡単にはなれない職業。

きっと並々ならぬ努力があっただろうに、努力の描写はなく、いとも簡単にマジックを見せてしまうのがカッコいい。

 

事件を素早く解決していく

葵晶吾の手にかかれば、一瞬で解決。

マジックを使って、犯人を追い詰めていくのがとても華麗です。

 

秘密をもっている

一流マジシャンになったのに、なぜ表舞台から去ったのか?

徐々に分かっていく理由が深く、目を離せません。

 

榊原由貴への愛が深い

由貴が事件に巻き込まれると、必ず助けに来てくれます。

でも普段はクール。

このギャップがいいですね。

 

名言

一話ごとの名言を紹介します。

直接的なネタバレにはならない言葉を選びました。

 

第一話

いったいこの人なに者……?

なんてすてきで不思議な人

葵晶吾が、犯人に近づくため、マジックを使って気を引くと、

犯人が一瞬で恋に落ちてしまいました。

 

身のこなしから、美しいオーラを放っているのでしょうね。

読者も同じように恋に落ちてしまいます。

 

第二話

さて、帰ろうか 由貴

ありがと……

なに 早いとこ由貴の手料理にありつきたかったものでね

事件に巻き込まれた由貴を助けた際に、葵晶吾が言った言葉です。

葵晶吾が事件を解決する理由は、あくまでも由貴と一緒にいたいから。

 

事件に巻き込まれてしまった由貴への気遣いも感じられます。

 

第三話

ぼくのものは君のもの!

そう思ってくれていいんだがな

葵晶吾は榊原由貴の保護者という立場ですが、

こんな言葉はそう簡単に言えませんよね。

 

由貴のことを家族として心から愛していることが分かります。

 

第四話

そうとも

こんなところで死ぬなんてことは

彼のマジシャンの誇りが許さない

泣く由貴に、葵晶吾がかけた言葉です。

 

マジシャンとして表舞台から去った葵晶吾ですが、

まだマジシャンとしての誇りを持っていることが分かるシーンです。

 

はたして、葵晶吾はマジシャンとしてカムバックするのでしょうか?

 

第五話

むかしママだってパパと同じベッドで寝ていたわ

榊原由貴は18歳ですが、恋愛については全く知らないようです。

榊原由貴が幽霊を怖がって、葵晶吾と一緒に寝たがったときの言葉です。

 

さて、葵晶吾はどう言葉を返したのでしょう。

 

第六話

できもしないことをぼくが言ったことがあったかい

葵晶吾の誠実な人柄が見えるひとことですよね。

この回は、他にも名言がたくさんあるのですが、ネタバレになってしまうので、我慢です。

是非、読んでみてくださいね。

 

第七話

なぜ姿をかくしたりしたの

ぼく自身のいざこざを家にもちこむのはきらいでね

榊原由貴の前から姿を消してしまった葵晶吾。

その理由は榊原由貴を心配させたくないからでした。

 

一回りも二回りも大きい愛がありますよね。

 

この回は、葵晶吾の秘密が一気に明らかになります。

第六話までの、葵晶吾の榊原由貴への深い愛情をもってして、第七話で明らかになった衝撃の事実に感動なしではいられません。

 

まとめ

以上、高階良子「マジシャン」を紹介しました。

今回は、第七話(文庫本1巻)までの名言をお伝えしましたが、PVが多いようだったら、その後の名言も追加していきます。

 

おすすめポイント

  • 一話ごとに事件が解決し、読後感が良い
  • 話の展開が早くて目が離せない
  • ほっこりしてしまう恋愛要素たっぷり

心動かされること間違いなしなので、是非手に取ってみてくださいね。

 

葵晶吾と榊原由貴の関係性や、徐々に明らかになっていく葵晶吾の秘密を味わってほしいので、はじめから読むのがオススメです。