状態図(相図)の
各相の組成、存在比を求める問題を解説していきます。
目次
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赤い点のとき、実際は、気体の相(水色の点)と液体の相(緑色の点)に分かれています。
- 組成は、
気体の相は2成分がXA:1-XAの割合になっています。
液体の相は2成分がXB:1-XBの割合になっています。 - 重量比は、
気体:液体=XB-Xm:Xm-XAになります。
(以上は温度を固定したものでしたが、下のように圧力を固定することもあります。)
2成分系の液体-液体
赤い点の時、水色と緑の点に分かれます。
即ち、混じり合わない液体と液体の2相に分かれます。
組成
水色の点の液体の相は2成分がXA:1-XAの割合になっています。
緑色の点の液体の相は2成分がXB:1-XBの割合になっています。
重量比
水色の点の液体:緑色の点の液体=XB-Xm:Xm-XAになります。
この他、下のようにいろいろな組成図があります。
2成分系の個体-液体
赤い点の時、水色と緑の点に分かれます。
即ち、個体と液体の2相に分かれます。
組成
個体の相は2成分が一方のみになっています。
液体の相は2成分がXB:1-XBの割合になっています。
重量比
個体:液体=XB-Xm:Xm-0になります。
3成分系
赤い点の時、水色と緑の点に分かれます。
即ち、混じり合わない液体と液体の2相に分かれます。
組成
省略します。気になる方はコメントください。
重量比
水色の点の液体:緑色の点の液体=緑と赤の間の距離:赤と水色の間の距離になります。
図が汚くてすみません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。