薬剤師国家試験 第105回 問176を解説します。
問題は、
薬剤師国家試験 第105回 問176 過去問解説 - e-REC | わかりやすい解説動画!
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門脈へ
小腸から門脈に入ったのは、未変化体の30です。
肝臓へ
門脈から肝臓に入り、肝臓で代謝されたのは、15。
よって、はじめて肝臓に入った後、肝臓を出ると、未変化体15、代謝物15となります。
このように1回目に肝臓で代謝されることを、肝初回通過効果と言います。
心臓へ
その後、心臓を通り、
全身へ
全身をめぐります。
肝臓へ
再び肝臓に入り、肝臓を出て、また同じく、
心臓へ
心臓を通り、
全身へ
全身をめぐります。
肝臓を何度も通るのを繰り返すため、結果的に多くが代謝物となり
腎臓へ
腎臓で
体外へ
尿となって体の外へ出ます。
肝臓に2回目以降に入るときに、最終的に代謝物になる割合、
未変化体:代謝物(3:12のこと)は、CLr:CLhから求めます。
CLr:CLhは、静脈投与のときの未変化体:代謝物と等しいです。