有機化学の講義を受けていると、頻繁に「:B」という化学式が反応機構の中に出てくると思います。
ボランなのか、適当な文字で置いているものなのか、疑問に思った方はいませんか?
「:B」とは何のことなのでしょう。
また、ルイス塩基とは何か、「:B」はどんな反応で使われるかお伝えしていきます。
目次
開く/閉じる
「:」は孤立電子対、「B」はルイス塩基を表しています。
ルイス塩基とは、
ルイス塩基 (Lewis base)
ルイスの定義による塩基。電子対を与える物質
と塩基 - Wikipediaに書かれています。
だから、Bの横に「:」という電子対を付けたものになっているわけです。
Bは塩基という意味のbaseの頭文字でした。
どんな反応で出てくる?例
:Bは、プロトン(H⁺)にアタックすることができます。
すると、HB⁺をつくります。
この反応は、例えば求電子置換反応の2段階目で見られます。
お役に立てれたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。